どこに落とし穴があるか分かりません

昨日は午前中に2台の車検を通してきました。その内の1台は当店で既に何台もお買い上げ頂いているK様。2年前にお買い上げ頂いたラウムの車検です。











今回は整備なしのユーザー車検での取得でした。ただ、普段あまり整備をされないのでオイル交換だけさせて頂き、午前中のうちにはお返しできました。陸事が空いているのでスイスイと予定が進みます。K様、有難うございました!





午後はいつもお世話になっている工場の社長に出張整備をお願いしていました。工場はお盆休みで自分のバイクの車検を陸事で通すという事を事前に聞いていたので、ちょっと足を伸ばしてもらいました。





最近のクルマってほとんどがキーレスですよね。いまどきキーシリンダーにキーを挿してドアロックの開閉をするって事も少なくなってきていると思います。さらにキーシリンダーが運転席のドアだけにしかないクルマが多くなっています。





ちょっと想像してみてください。運転席だけにしかキーシリンダーがなかったとします。日頃はキーレスでドアの開閉をしています。駐車スペースの関係で右側を壁にピッタリつけて停めなければならない事って稀にはありますよね。この場合は緊急避難的に助手席の方から降りたりします。で、最後にキーレスでロックをしたとします。





さて、この状態でバッテリーがあがってしまったらどうしますか?まずキーレスが効きませんのでドアを開閉する事は出来ません。さらに運転席のキーシリンダーは壁にピッタリです。ギリギリキーを挿せたとしてもドアは開きません。仮に半ドア程度開いたとしてもバッテリーがあがっているので他のドアのロックは開きません。





これって意外と困った事になっています。鍵屋さんを呼んでも助手席側にキーシリンダーが無いのでピッキングで開ける事は出来ません。最終的にはドアと窓の隙間から差し金のようなものを差し込んでロックを解除するしかなくなります。右側に寄せて停める時にはお気を付け下さい。





と、前置きが長くなりましたが、似たような状態になってしまったクルマが置場のど真ん中にあります。











このスイフトスポーツです。たまたま移動をしようと思った時にバッテリーがあがってしまっていて、キーシリンダーで鍵を開けてジャンピングしてエンジンを掛け、この場所に移しました。そして、翌日フル充電したバッテリーを乗せようとキーシリンダーで鍵を開けようとしたのですが、右へ回しても左へ回しても鍵は開きません。何度かチャレンジしたのですが、どうしても開きません。





フッと気が付けば、もうお手上げ状態です。ピッキングをしようにもシリンダーで開けられないものはピッキングでも開けられません。(もしかしたら方法があるのかもしれませんが、私は知りません・・・)色々試してみましたが、結局どうする事も出来ませんでした。





そして昨日工場の社長にご登場頂いて、格闘する事小1時間、開けてもらう事が出来ました。





世の中、どこに落とし穴があるか分かりません。





まァ単純にバッテリーをあげなきゃいいって話ではあるんですけどね・・・・・・

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