先日下取にお出し頂いたA3です。
距離は多めですがオーナー様がメンテをしっかりされていて状態は悪くなかったので小売りをする方向で考えていました。
たまたまオークションの出品料割引キャンペーンというタイミングもありオークションでの評価を見てみたい、あわよくば高値で売れたらという下心もあって一度出品してみました。
オークション当日の朝、会場の営業担当から電話が・・・こういう時の電話で良い話はありません。(笑)
聞いてみるとメーター改ざんですとの事!!!
オークションに出品したクルマは会場側で1台1台過去の流通履歴をチェックされます。全国のオークション会場が車台番号で管理しているので一度でも出品歴があるとデータで残るようになっています。
今回のクルマは現メーターが10万㌔ちょっと。それに対して10年前のオークションに13.5万㌔の出品歴があるので改ざんという事になりました。
年式からすると新車から3年目で13.5万㌔とは!それもビックリです。
お客様に確認したところ出品歴の残っているオークションの約1か月後に3.5万㌔で購入されたということなので10万㌔戻されている事になります。
この新車から3年落ち・記録簿無しは当店で仕入れる時にも結構気を付けて、クルマの状態を念入りにチェックします。
最初の車検までは走行距離が車検証に記載されないので記録簿が無いとメーターを巻き戻されていても確認のしようがありません。正直、過去に出品歴が無くメーターを巻き戻した状態でオークションに出ていたとしても気づかないと思います。
最近はメーターの巻き戻しがしづらい環境になっていますし、正直今時メーターを戻すというのも時代遅れな感じがします。まぁ、滅多にある事ではありませんが、たまに下取のクルマなどの中にはあったりするんですよね~。