今日は午前中に千葉のオークションに参加してきました。木曜日の千葉のオークションというと某大手会場でも開催されていますが、そこではありません。



いつもは地元近くで開催されるオークションに参加する事が多いのですが、そうすると自分の目に止まる車はたらい回しにされている車だったりする事も少なくありません。土曜日にAという会場で流れた車が火曜日のBという会場に登場したり・・・・みたいな感じです。どうしても目に止まる車は、自分の中で気になっている車だったりするので、自然と目が行くのですね。下見をしに行って、『あれ？どっかで見た事あるな』という事も実際多いです。たまには違う方面で、しかもあまりメジャーでない会場というのも新鮮で良いものです。



今回はお客様からオーダーを頂いている車を仕入るために参加しました。軽の箱バンですが、個人で運送業を始める方を昔ながらのお客様にご紹介頂き、その仕事用のお車を探しています。先日１台仕入れをしてみたのですが、何とも微妙な１台で、自分の中で『これだ！』とどうしても思えない内容でした。年式・走行距離からすれば、相当お買い得な１台である事は間違いないので、一応お客様にはご提示させて頂きますが、どうしても自分で納得出来る１台もご提示したいので、色々探していたところ今日のオークションにたどり着きました。



前日のPCチェックでは気になる車が軽の箱車だけで３０台近くあります。どこかの業者さんがまとめて出しているようです。今日は朝一で出発し、都内の渋滞にはまりながら、それでも９時前には現地に到着し、じっくり下見をします。一番良いと思う車が３０台の中で一番最後にあります。



実はこのパターンが一番困ります。



欲しい順に出品されていれば、第１希望が買えなければ第２希望→第３希望と順繰りに狙っていけますが、最後が第１希望だと、その前に買う事も出来ず、かといって最後まで待って何も買えないというのも困ってしまう・・・・一番嫌なパターンです。しかも最初の方になかなか良さそうな車が何台か出ています。



これを買うのも１つの手かな？



でもそれじゃあ、自分で納得できる１台を買いに来た意味がなくなる・・・・・



などと自問自答している内に、セリが始まります。



最初の良さそうな車達はなかなか良い金額で落札されていきます。応札のボタンを片手に何度勝負に出ようと思った事か。それでもそこは我慢して、さらに様子を見ます。



途中、第２希望・第３希望と出品されましたが、とんでもなく高い金額で落札されていっています。これでは最後の第１希望の車は無理だな、さっきの最初の方の車を買っておけば良かったな・・・と後悔をしますが、後の祭りです。



そしてとうとう出番です。正直諦めムード一杯で応札していきます。すると予想のはるか手前で止まり、勝負が始まります。相手は１社だけのようです。自分が押すと相手も押す、さらに自分が押すと相手も・・・・あまり熱くなりすぎるととんでもない金額になってしまいますので、冷静に押しながら、心の中では『早く諦めろよ、いつまで押してんだ』と思いながらセリを続けていきます。まあ、相手も同じ事思っているんでしょうけど。



結果は・・・・・



買えました！しかも予想金額よりかなり安く。これで自分が納得出来るご提案が出来ます。早速お客様にご連絡をして２台仕入れが出来ている事をお伝えして、週明けに一度車を見て頂く事になりました。決まると良いのですが・・・・・