愛着あるクルマ・・・・・

8月のお盆休み明けから車検のご用命も連続して頂いています。これからの分も含めて2週間ほどで7台のご用命を頂きました。そんな中でこの仕事を始めた頃から、諸々ご用命を頂いているK様より車検のご用命を頂きました。











平成9年式のアリストです。この画像はイタズラ傷を付けられたの機にオールペンさせて頂いた時の画像です。





こちらのお客様K様は、この商売を始める前に勤めていた会社の元上司の方で、退社後10年以上経っていますが、いまだに社員の方の車検や乗り換えの際などに色々お声を掛けて頂ける有難いお客様です。





このアリストも、独立して間もない頃にご注文を頂き、当時まだまだ仕入れのルートも無かったので、大阪の業者に頼んで業販をしてもらったクルマでした。大阪まで取りに行って、深夜走って帰ってきたのを覚えています。





恐らく自分のお客様(というより自分が知っている限りの人達)中で、一番と言っていいほど、クルマに対して愛着を持っている方だと思います。アリストを購入される際にも、どうしても黒のアリストが欲しいという事で、このクルマにされて、仕事終わりの深夜にも関わらず、暇さえあれば洗車をしている姿をよく見かけました。冗談で『そんなに洗車していると塗装が剥げますよ』と言っていた位です。





限られた条件の中で、外装や足回りなど、自分好みに少しずつ変えていきながら、悪い箇所をメンテナンスして・・・・・そのたびにお声を掛けて頂き、色々ご相談をさせて頂きながらお付き合いをさせて頂いています。





でもね~、そうは言っても機械なので、ここ数年はトラブルとの戦いでした。あそこを直すとここが壊れる・・・・みたいな感じになってきて、さらに追い打ちをかけるようにイタズラ傷を付けられるという事態にもなってしまいました。オールペンするには相当な金額が掛かります。相談をして箱替えも考えました。でも、やっぱり愛着があるという事で全塗装に踏み切りました。











正直、状態の良いアリストを買ってもお釣りが出るくらいでした。。。。。





そんな感じで12年近くお付き合いをさせて頂いているアリストなのですが、今回の車検のご用命の際、K様の口から初めて『乗り換え』という言葉が出ました。K様のアリストに対する愛着を知っているので、実際に乗り換えを決断するには相当な覚悟が必要だろうと思うのですが、そろそろそういう事を考えなければならないという事も頭には入っている様子でした。





今回は取り敢えず車検を通すのにどれ位かかるか、工場で車両のチェックをするためにお預かりをさせて頂きました。当店は中古車販売業なので、商売的には車検より乗り換えをして頂いた方が断然有難いお話ではあるのですが、クルマ好きの1人として、『古く、走行距離も増えたので乗り換えましょう!』とは簡単に言えません。お客様が納得できる結論が一番だと思っています。今回は恐らく車検を通す事が一番のような気がしますので、その線でお話を進めるつもりです。チェックの結果、あまりに費用がかさむようなら要相談となるとは思いますが・・・・・・

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